アッキーよ、キモノ着ようよ。
今朝の毎日新聞の「日本の美をアピール 木村観光大使が首相表敬」の記事を読んで思ったこと。 そして、偶然にも、昨日の美展でお世話になっている呉服店の店長から、わが国の代表、ファーストレディの安倍 昭恵夫人(アッキー)の話を聞いたことも絡で思ったことです。
まず、今朝の毎日新聞の記事。 政府の観光広報大使の女優の木村佳乃さんが、着物姿で安部晋三首相の元を訪問。 首相は「着物は日本の美しさですね。 美しさを海外に広めてほしい」と要請したとのこと。 観光立国推進基本法の計画に着手したことに関係して。
これを読んで、ピーンとくる着物好き、きもの関係者の方もいらっしゃるのでは。 私はこの記事を読んで、昨年12月、来日中だったヨルダン王妃さまと王女さまと昭恵夫人のスリーショットの写真を思い出した。 着付けの体験をしたヨルダン王妃さまと王女さま、そして洋服姿の昭恵夫人が写っています。
「アッキー…どうしてお洋服姿なの?」
それが、わたしが感想だった。
着物姿の外国人に洋服姿の日本人。 ちょっと、ミスマッチを感じた方もいらっしゃるのでは? まあ、もしかして、「折角着物を着てくれた、外国からのお客様に、もっと華を与えるため、あえて自分が目立たぬよう洋服でお出まし」だったのかなということもありうる。
あらためて、当時の記事を読んでみる。 昭恵夫人は着物をプレゼントしている。 もしかして昭恵夫人が着付けをしてあげたとか?! (あり得んだろ! の声が)
そして昨日の出来事。 美展で美しい着物を愛でつつ、呉服店の店長とおしゃべり。 話題は「セレブな方々」のことになり、いつも謙虚な店長が「ちょっと自慢させてね。(笑)」とセレブ体験談を始めた。
それは「今年の新年会に安倍昭恵夫人がいらしたの!」という「まさしくセレブ おぉ~」というお話しだった。 店長のお義父さまは、某キモノの産地の島(あの島・あの県しかない!)の偉い方らしく、都内の某ホテルで新年会を開催されたとのこと。 県知事など偉い方もいらっしゃる中、なんと昭恵夫人がお出ましに! こういうミーハー&セレブのお話は聞いているだけで楽しい。
わたし 「で、で…どんな感じでした?」
店長 「昭恵夫人は、思っていたより、お背が高かったわ。 165cm以上はあったわね。」
わたし 「(ふぅ~ん、アッキー、”お背が高い”のね。) それで、お着物でした?」
店長 「お召しではなかったわね。」
ガクッ。
政治家の妻は忙しい。 選挙活動も大変だし、周りへの気遣いも。 だから、簡単に着られるお洋服中心の生活はしかたない。
そしてお背が高いのなら、イマドキの若い子がトールサイズのキモノを探すのに苦労するように、着物を窮屈に感じて、苦手でいらしゃるのかも。 首相夫人で、出られたお家のお家柄だっていい。 お金がないわけではない。 お誂えでしょう。 でも、背が高い=裄が長い=反物の幅の限界 (= そして窮屈に感じる) があるのであれば、もっと、きもの・織物業界は、体格のよくなった日本人の用の着物の「着尺の幅」の「改革」が必要なのか…。 ちょっと大げさになってきた!
政治家こそ、自出の「お国」(郷里)と「国」を背負っている。 「お国」にはその土地の伝統工芸がある。 その地域ならではの染織。 きものの産地。 私が着物に恋し始めた当時、政治家の秘書をしている男性に「政治家の先生って、紋付袴など、着物を自分でお召しになるものなの?」と質問をしたら、答えは「先生によっては、海外視察の際に、パーティーなどがあるから、和服をお持ちになる方もいらっしゃるよ。」と。
民族衣装だもの。 かっこいいもの。
以前みた、アフガニスタンのカルザイ議長が、戦争で荒廃したアフガニスタンの復興のため、国連なり世界中を訪問したニュース。 アフガニスタンの民族衣装を着て、国家に誇りと愛情をもって、支援をお願いしていた。 そんな発言もスピーチの中にあった気がする。 国家とか伝統というと、右よりでおっかない感じや、イデオロギーのようで、イマドキは受けないことなのかもしれない。 けれど、こう、信念とか何かに対する愛着や愛って、人の心を打つものです。
着物はファッションの一つ。 今の世の中の沢山ある価値観や選択肢の一つ。 世界中をみれば沢山ある民族衣装の一つ。 たかだか「着るモノ」。 でも、ちょっとシーンによって、自己表現としても、うったえる力は凄いと思う。 なんだかわかんないけれど、着物には「魅力・魔力・威力」の3つの力がある。
小泉前首相だって、いろいろパフォーマンスをやってきた。 昭恵夫人には「アッキー」というタンレント性があるのだから、外国訪問の際、政府専用機を、安部首相と「お手て、つないで」タラップを降りの時、訪問着姿だったら(この、着物の格でよいか?)、とっても素敵だと思いません? ショートカットの若々しいファーストレディが、伝統も着こなせる。 それも颯爽と。 観光広報大使だからといって、外国に早々、広報活動に行けるわけではないでしょう。 首相の海外歴訪は、関係国のニュースで必ず放送されることでしょう。 これも日本を観光立国にする、有効な広報宣伝活動になると思う。
何せ、日本はね~、少子化だし、資源がないし…。 どうなっちゃうのかしら、この国は…。
でもあるの、歴史と伝統は。 だから「美しい国」になるの。
と、生意気ながら、色々思ってしまった、着物好きの、長い長い独り言です。
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